Program

AboutAichi Deeptech Launchpad
Accelerarion 2023

愛知県は産業競争力を維持・発展するために、スタートアップを起爆剤とする新たなイノベーション創出戦略「Aichi-Startup 戦略」を2018 年 10 月に策定しました。本戦略は、イノベーション創出の主たる担い手であるスタートアップやユニコーン企業の連続的な創出や、イノベーションの社会実装を実現するスタートアップ・エコシステムの形成と持続的な発展を目標としています。

Aichi Deeptech Launchpad Acceleration 2023は、愛知県の産業構造と親和性の高い分野ディープテックスタートアップを中心にハンズオン支援を行い、その技術の社会実装や破壊的イノベーションによる既存市場の転換、社会課題の解決、新規市場の創出を図ることを目的としたディープテック特化型のアクセラレーションプログラムです。

What is a
Deeptech Startup?

本事業における「ディープテック系スタートアップ」とは、原則として、大学・研究機関等の独創的かつ複製困難な最先端の科学技術に基づくビジネスを展開しているスタートアップとします。

Outline

Aichi Deeptech Launchpad Acceleration 2023の採択企業には総合的な支援に加え、一部には研究開発費4,000万円を支給します。

  • アクセラレーションタイプ
    支援期間(予定)
    採用社数(予定)
    研究開発費
  • 研究開発費支給あり
    2023年9月頃〜2024年3月
    2社程度
    最大4,000万円/社
    (装置・労務・知財・委託等に使用可、
    使途審査あり)
  • 研究開発費支給なし
    2023年9月頃〜2024年3月
    3社程度
    無し

support MENU

支援メニュー

R&D expenses

研究開発費

01

合理的な範囲で個別ニーズにあわせて、R&Dに関連する幅広い使途で利用できる最大4,000万円の研究開発費を支給します。

ディープテックR&Dに必要な幅広いニーズをカバー

  • 支給対象使途
    対応ニーズ例
  • 機械・装置費
    技術シーズを応用した試作機を作りたい製品開発に不可欠な実験設備がほしい
  • 労務費
    高度研究開発人材を雇用してサービス開発を加速したい
  • 諸経費
    ※消耗品・旅費・外注費等
    データ解析を自動化するソフトウェアを導入したい
  • 委託・共同研究費
    製品の安全性検証のためXX大学の◯◯先生と共同実証研究をしたい
  • 特許出願費
    プログラム内で生まれた知見を知財として保護したい
  • ルールメイキング費
    製品の上市にあたって満たすべき各国の規制条件を調査したい
  • 経理・検査業務費
    研究開発費の処理業務を事務スタッフにお願いし、研究員は研究に専念したい

最大4,000万円(税込)を個別ニーズに合わせて柔軟に各使途に分配可能

mentoring

メンタリング

02

各社ニーズを個別ヒアリングした上で、国内外から最適なメンターをご紹介。期間中に10回程度のメンタリングの機会を提供します。

個別ニーズヒアリング

事務局スタッフが採択企業の研究・事業ニーズ(下記例)を個別に定期ヒアリング
・人材採用方法
・個別製品の各国GTM戦略
・研究設備へのアクセス

最適なメンターの探索

CIC、リバネス、フォースタートアップスのネットワークを活用して国内外の最適エキスパートをご紹介

メンタリング実施

メンターが期間中に10回程度(予定)のメンタリングを実施

educational program

教育プログラム

03

ディープテック系スタートアップ経営の先駆者やテーマ専門家講師の実体験を交えた講義を実施。実地研修では東南アジアに渡航し、現地のディープテックニーズや事業パートナーと探索機会を提供します。

スキル研修
(9-11月、採択企業以外も受講可)

  • 01
    ディープテック系スタートアップに必要なマインド・スキル

    単一技術では解決できない社会課題を捉え、仲間と技術の集合体を作り、持続可能なビジネスとして社会実装するための考え方や身につけるべきスキルの理解

  • 02
    社内外に仲間をつくるブリッジコミュニケーション

    創業初期のチームビルディング、不足技術・アセットを補完するための企業間連携等に重要なコミュニケーションの要諦

  • 03
    組織づくりと人材採用

    順風満帆に事が進まないときこそ必要となる強固な組織の形成に求められる仲間集めの観点や、関係構築の方法

  • 04
    スタートアップ経営の知財・法務戦略

    ディープテック系スタートアップに不可欠な知財や法務の戦略やタイミング、権利帰属等におけるポイント

  • 05
    補助金、融資、VC等からの資金調達

    目的や会社ステージ、事業フェーズにより異なる資金調達について、補助金、融資、エクイティそれぞれの特徴や準備するべき内容の理解

スキル研修
(9-11月、採択企業以外も受講可)

分野や業種を超えて知識・技術を融合させ、人類が向き合うべき新たな研究テーマや課題を捉え、共に研究を推進するための場として超異分野会議を開催

フィリピン大会に参加し、現地のリアルな課題に触れ、ディープテック活用のためのキーパーソンとつながる

昨年テーマ例:ヘルスケア、森林、エネルギー、データサイエンス、AIなど

event

イベント

04

投資家やVC、事業会社向けのピッチイベントや採択企業間のネットワーキングイベント、年度末には東京のデモデイでの事業内容の発表の機会を提供します。

募集要項

応募資格

支援対象とする企業は、以下の全ての要件を満たす企業とする。

  • 分野:ディープテック分野(大学等の研究開発機関で研究された技術分野。材料・アグリ・ライフサイエンス・製造・カーボンニュートラル・自動運転・ロボ・航空を含む幅広い分野)
  • ステージ:プレシード・シード中心
  • 創業時期:原則10年以内
  • 所在地:国内(愛知県内に拠点のあるスタートアップに限定しない)
  • 愛知県内産業との親和性:愛知県内での研究開発又は愛知県内に所在する企業と連携する計画のあること
  • コンプライアンス:反社会的勢力、あるいはそれに関わる者との関与がないこと

支援件数

合計約5社(研究開発費を伴う支援:2社程度、研究開発費を伴わない支援:3社程度)

支援期間

採択日〜2024年3月29日(金)
(ただし、研究開発費は支援対象事業に関わる本年度内に使用する研究開発費に限る)

支援内容

採択企業には、以下の4種類の支援を実施する。

①研究開発費と研究開発マネジメント

②個別ニーズに応じたメンタリング

③スキル・実地研修

④ネットワーキングイベントを提供する

※①は研究開発費を伴う支援に採択された企業のみ

1.研究開発費と研究開発マネジメント
  • 社会実装委託契約を結び、初年度に限り研究開発費(上限4,000万円/件、消費税・地方消費税込み)を交付する
  • 契約締結後は、選定されたスタートアップ分野の研究開発に知見を持った人材及びスタートアップ支援に知見を持った人材が研究開発の支援を行う
2.個別ニーズに応じたメンタリング (①の支援を受ける2社を含む約5社)
  • 事務局担当者との月次面談を通じて、事業進捗のアップデートと事業課題相談機会の提供
  • 月次面談を通じて見えた課題の解決に向けた支援を提供できるメンター・企業・組織の紹介
紹介先例
  • スタートアップの採用・チーム組成エキスパート
  • 研究開発や製造に必要な設備を保有する機関
  • 長期的な視点での資金調達を助言可能なアドバイザー
3.スキル・実地研修(①の支援を受ける2社を含む約5社)
  • 知識提供プログラム

例:課題発掘からサステナブルビジネスの概念形成/世界の潮流をよむ4D思考の考え方/ブリッジコミュニケーションの方法/ディープテック流参入障壁の作り方等

  • 実地プログラム

例:海外ビジネス視察ツアー/国内外の超異分野学会への参加等

4.ネットワーキングイベントにおける発表の機会(①の支援を受ける2社を含む約5社)
  • ピッチイベントやデモデイなどでの対外的な事業内容の発表の機会の提供

参加費

  • 無料

※プログラム参加に伴う通信費、プログラムに使用する資料、イベントに参加する際の旅費など、本事業への参加に当たって発生する諸費用は、各応募者において負担すること。

選考方法

①書類審査(締切 7/18 23:59)

  • エントリーフォームとピッチ資料の提出

※ピッチ資料は①ビジネスの概要、②取り組む社会課題、③市場、④サービスと技術、⑤チーム、⑥事業計画等が分かるスライド20枚以下、PPTXまたはPDF形式、それ以外の形式は要事前相

審査基準

  • 新規性:今までにない視点(課題の設定や解決方法など)、技術、ビジネスモデルが含まれているか
  • 実現可能性:技術的な困難や実施体制、市場への参入障壁などから鑑みた、プランの実現可能性があるか
  • 海外への展開力:ディープテックは初めからグローバルを見て技術開発・事業開発を行う必要があるため、海外のマーケットや課題とマッチするポテンシャルがあるか
  • インパクト:プランが実行された際、世の中に与えるインパクトが大きいか
  • パッション:申請者に事業や課題解決に対する熱意が感じられるか
  • 県内企業との親和性:プランを実現していく上で県内事業者との連携があり得るかどうか
  • チーム構成:核となるメンバーが3人以上集まっているかどうか

※ピッチ資料は①ビジネスの概要、②取り組む社会課題、③市場、④サービスと技術、⑤チーム、⑥事業計画等が分かるスライド20枚以下、PPTXまたはPDF形式、それ以外の形式は要事前相

スケジュール

  • 募集
    2023/6/20(火)〜7/18(火)
    参加者エントリー期間
    2023/7/7(金)18:00〜
    説明会開催説明会は終了しました
  • 選考・採択
    2023/7/19(水)〜7/下旬
    書類選考
    2023/7/27(木)
    書類選考結果通知
    2023/8/4(金)
    面談審査
    13:00-16:00間のタイムスロット@名古屋
    ※原則対面
    2023/8中旬
    採択決定〜結果通知
  • プログラム期間
    2023/8/30(水)
    キックオフミートアップ
    16:00〜18:00@Pre-SATION Ai、名古屋
    プログラム参加者や地域のエコシステムプレイヤーが集まるキックオフを実施します。
    2023/9~2024/3(約7ヶ月間)
    プログラム期間
    • 事業・研究課題の解決に向けた個別相談
    • 知見・設備を保有するメンターの個別紹介
    • スキル研修(9-11月、計5回)
    • 実地研修(11/11、フィリピン)
    • 研究開発費支給(研究開発費支給ありの場合)
    • 研究開発マネジメント(研究開発費支給ありの場合)
    • 中部経済産業局主催「Meetup Chubu」でのピッチイベント(12/14(木)16:00-18:00@ナゴヤイノベーターズガレージ)
  • デモデイ
    2024/3/上旬〜中旬
    デモデイ@東京

運営チーム・体制

ディープテック系スタートアップの技術の社会実装を目的とし、同領域に深い知見を持つ3社が共同で事業提供します。

cic
CIC INSTITUTE

ディープテックアクセラレーション運営に強みを持つ。

  • JETROや東京都、茨城県などのアクセラレーション受託実績があり、運営に精通
  • 博士人材が複数人所属
cic
株式会社リバネス

ディープテックベンチャー発掘の豊富な経験を持つ。

  • ディープテック特化の発掘・育成プログラムを運営し、累計3,000以上のチームを発掘
cic
フォースタートアップス株式会社

スタートアップのHR領域やアクセラレータープログラムに精通

  • スタートアップ特化の転職サービスを中核事業の1つに据えるなどHR領域に強み

備考

研究開発費使途・使用ルール

詳細はこちらのリンクからご覧ください

応募に係る留意事項

  • 社会実装委託契約を結ぶ約2社には2024年3月22日(金)までに以下の事項に関する報告書を提出いただきます。
  • 研究開発成果(社会実装委託契約を結ぶ2社のみ)
  • 社会実装委託契約の経費の使途の詳細(不適切な使途には経費の支出が認められないことがあります。)
  • 本事業に採択された約5社には①事務局の求めに応じた状況の報告・アンケートへの回答、②本事業で実施されるミートアップへのオフライン参加・発表(2023年8月、12月、2024年3月に実施予定)、③開催される教育プログラムの出席(オフライン・オンラインを問わず)いただきます。
  • 応募に際して手数料等はかかりません
  • 応募内容に不備がある場合、審査できないことがありますのでご注意ください
  • 応募内容の確認、追加資料のお願いなど事務局から応募者に対してご連絡をさせていただくことがあります
  • 応募資料は書面審査にも使用されるものであり、資料内容によって審査が行われ、審査委員が資料から上記の項目内容が読み取れない場合においても審査対象外となることに十分にご留意下さい
  • 機密情報等は応募資料へ記載しないようにお願いいたします

その他

(1)当該事業の実施見合わせ等

事務局、支援対象企業の責に帰すことのできない事由によって、当該事業の全部または一部が中止・中断された場合、これによって支援対象企業に生じた損害について、事務局は一切責任を負いません。

(2)参加申込後のキャンセル

参加申込後、やむを得ない事情によりキャンセルされる場合は、書面をもって所定の手続きを行ってください。なお、この場合、支援対象企業に生ずる損害について、事務局は一切責任を負いません。

(3)違反による参加の取りやめ

事務局は、支援対象企業が本要項に違反した場合、参加を取りやめることができるものとします。この場合、支援対象企業に生じた損害について、事務局は一切責任を負いません。

(4)個人情報保護

愛知県、CIC Instituteを運営するCIC Toranomon合同会社及びCIC Toranomon合同会社から委託を受けて本事業を実施する企業は、当該事業への応募において提出いただいた支援対象企業の情報を適切に管理するとともに、当該事業のために共有・活用します。なお、当該事業により支援する企業及び製品の情報や各種写真等については、愛知県議会や報道機関等に適宜公表しますので、予めご了承ください。

(5)アンケート等

当該事業の成果把握等のため、事務局が実施するアンケートにご回答いただきます。また、当該事業の終了後、定期的に、資金調達額や継続商談の状況等について、アンケートや電話等により聞き取りする際、ご協力いただきます。

(6)規定外事項

当該事業の成果把握等のため、事務局が実施するアンケートにご回答いただきます。また、当該事業の終了後、定期的に、資金調達額や継続商談の状況等について、アンケートや電話等により聞き取りする際、ご協力いただきます。