「Aichi Deeptech Launchpad」に参加するディープテックスタートアップを募集し(2025年4月24日発表済み。)、応募のあった47社の中から、有識者による選定委員会を実施した結果、5社を採択することが決定しましたので、お知らせします。採択したスタートアップは、各研究分野の専門家や企業経営の専門家などの伴走支援を受け、2026年2月には最終デモデイ(発表会)を行います。

2025年度プログラム採択企業】
2025年度アクセラレーションプログラムへの採択が決定した企業、及び概要は次の通りです。(各50音順)

-研究開発費支給ありプログラム-

株式会社IZANA

弊社は独自の超高感度磁気センシング技術を強みとする、名古屋大学発スタートアップです。

当事業では、製造業における異物検知システム開発のための実現可能性調査として、愛知県内の工場等において実環境下での超高感度磁気センシングを実施します。これにより、従来困難であった微小な異物の検知を可能にし、製造事業者が抱える異物混入に起因する事業リスク低減のための新たなソリューションの実現を目指します。

FiberCraze株式会社

Helical Fusionは、国立の核融合科学研究所の知見を引き継ぎ、2030年代に核融合発電の社会実装を目指す会社です。核融合発電は、クリーンな電力を豊富に、しかも地下資源に頼らずに生み出すことのできる画期的な技術です。

本事業では、核融合発電において中核的な役割を果たす「ブランケット」と呼ばれる機器に関して、愛知県の菱輝金型工業様と協働して試作品の製作を行い、技術の成熟度を高める計画です。

株式会社Helical Fusion

Helical Fusionは、国立の核融合科学研究所の知見を引き継ぎ、2030年代に核融合発電の社会実装を目指す会社です。核融合発電は、クリーンな電力を豊富に、しかも地下資源に頼らずに生み出すことのできる画期的な技術です。

本事業では、核融合発電において中核的な役割を果たす「ブランケット」と呼ばれる機器に関して、愛知県の菱輝金型工業様と協働して試作品の製作を行い、技術の成熟度を高める計画です。

株式会社INOMER

身体の動きや使い方に着目して、正しい歩行の習得をサポートする、着るロボットを提供する。歩行リハビリのDX化を進めながら、片まひ患者の歩行リハビリを行う理学療法士向け、患者個人向けに提供し、用途を広げたシニア層向けにも順次展開していく。本プログラムでは、第1フェーズとして、片まひ患者の歩行リハビリを行う理学療法士向けに、歩行リハビリテーション用股関節ロボット装具を開発し、社会実装を進める。

株式会社Craftide

名古屋大学の植物ペプチドホルモン研究とペプチド合成技術を融合した「ペプチドファーミング」により、植物の力を引き出し、幅広い農業課題を解決します。従来の化学農薬と比べ、ペプチドは環境に蓄積せず自然分解されアミノ酸になるため環境負荷が低く、極低濃度(従来の1/100~1/1000)で効果を発揮します。農業資材メーカーとのB2B連携により持続可能な農業ソリューションを提供します。

【2025年度プログラムスケジュール】

「研究開発費支給あり」区分の採択企業は、7月-3月、社会実装に向けた研究開発事業を実施し(事務局との社会実装委託契約に基づきます)、そのマネジメント支援を受けます。
全ての採択企業は、7月-1月、メンタリングにより事務局、及び事務局が招聘する専門家からの集中支援を受けます。
他に、参加企業のニーズに応じ、海外展開支援や、愛知県周辺のディープテックエコシステムの構築・活性化を図り広く参加者を募り実施する「知識提供プログラム」受講も可能です。
また、10月-2月に予定する中間ミートアップやデモデイ等のイベントは、ディープテック系スタートアップ、連携に関心のある方、支援に携わる方など、多くの方に参加いただく公開開催を予定しています。

【Aichi Deeptech Launchpad Acceleration 2025 キックオフMeet up イベントについて】

Aichi Deeptech Launchpad 採択企業5社や県内のステークホルダーが集まる、招待制のキックオフMeet upイベントを7月25日(金)にStation Ai(愛知県名古屋市昭和区鶴舞1丁目2−32)にて開催します!ご参加いただける場合がありますので、参加希望の方は以下の事務局にお問い合わせください。

Aichi Deeptech Launchpad 事務局 連絡先:aichi-deeptech@googlegroups